2024/12/29 01:48

本日のラーメンブログは、担当Mがお届けします。

「太宰府八ちゃんラーメンのお土産ラーメン」を博多から買ってきました。


1食入りで麺90g、スープ85gという構成で、お土産ラーメンではスープの量が多ければ多いほど本物に近くおいしいと言われています。


実は私、前職で博多のお土産ラーメンの通販をやっていましたので、博多のお土産ラーメン事情には詳しいんですw


お世話になったメーカーさんの「明太子のふく富」さんのラーメンシリーズで当時から一番売れていた商品なので、今回博多に帰った際に久しぶりに食べようと買ってきたのですが、この商品は、地方にありながら行列ができる人気店「太宰府八ちゃんラーメン」の店主、橋本克己氏が生み出した独特のスープを忠実に再現して商品化したものだそうです。


▲左から2016年時代の外観、全店主が作ってくださったラーメンとやきめし



まずスープメーカーがすごい!
北九州本社の「一番食品」さんに依頼して完成したスープなんです。こちらの会社さん、屋台のお土産ラーメンの作り込みの時にご一緒したんですが、夜中の2時集合でラーメンを食べ、スープとカエシを持ち帰り、店主さんが納得がいくまで、現場の味に近づけるように何度もサンプル出しされる力の入れようなんです。



実際に超人気店で行列ができるラーメン店である「太宰府八ちゃんラーメン」の初代店主の橋本克己さんが当時取材した際にこうおっしゃっていました。
「こんなに忠実に再現できるならスープ炊かんでも良いくらいやもんね」と・・・



あの時の満面の笑顔は忘れられません。



実際に作っていただいたものと比較すると、それは勿論そちらがおいしいに決まっているのですけど、そんな風に冗談混じりに笑っておっしゃれる人柄も素敵でした。



ちなみにやきめしもすごく美味しくたくさんの方が召し上がっています。



東京・祐天寺にある「博多ダイナー琉」の森田店主も育った町なので幼少の頃、青春期、そして大人になっても食べて親しみのある「太宰府八ちゃん」をリスペクトしているそうで、その頃の味覚をもとに再現した「太宰府ラーメン」をメイン商品として提供してらっしゃるんです。そのくらいインパクトがあって美味しいその味が語り継がれているのもすごいですよね。
▲2016年博多駅西鉄バスセンターで陳列販売していた様子



今回、お土産ラーメンを購入して帰ったわけですが、裏書が以前のと変わっていることに気づきました。
「え??どうなったんやろ?」とワクワクして、麺を茹でる段階から期待が高まり、完成したラーメンは、驚きの一杯でした。



スープの油層の厚みが増している!ほんのりトロ〜んとした質感で、他の袋麺ではなかなか見られない濃厚な仕上がりにグレードアップしているではないですか!



一口目から特別感が伝わりました。
「そういうことか!」確実に進歩しています。ふく富さんが販売開始されてから20年弱は経っていると思います。ここにきてのバージョンアップでお店でいただいたラーメンのように、ほんのり甘みを感じつつ、分厚い豚の旨味が口いっぱいに広がるんです。



この味わいが手軽に楽しめるこのお土産ラーメン。

まさにお土産でもらえたら喜ばれる一品だと思います。以前は4食1箱だったのですが、私が販売している頃に1食入りも発売され、他の種類のラーメンも一緒に買えるようにとふく富さんが発案され、今では色んなメーカーさんも1食売りを販売されています。



通販もありますので、是非ご賞味ください。
▲左から1色入りのパッケージ、中に入っているのは麺とスープ、少しお湯少なめで作ったお土産ラーメン




<プチ雑学>
◆太宰府八ちゃんラーメン/『八ちゃん』の由来は創業者の橋本さんの愛称(はっちゃん)から
福岡県太宰府市国分1-1-38にある昭和45年創業のラーメン店。現在は天神店と博多駅前3丁目店もあります。福岡市中央区薬院にも夜9時の開店と同時に行列ができるラーメン店「八ちゃんラーメン(通称:薬院八ちゃん)」があります。その隣に中華橋本も軒を並べているのですが、こちらはご兄弟で各店を営まれています。それぞれに創意工夫がほどこされ違った味を提供されていますよ。その他味を受け継いでいる店としては、久留米インターチェンジの袂にある「らーめん八」は太宰府八ちゃんラーメンの初代店主さんのお弟子さんのお店です。




美味しい一杯をありがとうございます!